さぁ、生命保険会社の内勤について語ろう

生命保険会社の内勤を目指す方に向けた情報発信サイトです。

第3回_生命保険会社の内勤給与について。

f:id:juppensha-Tech:20190413100917j:plain

こんにちは。十返舎テックです。本日のテーマはズバリ内勤の「給与」です。

クレヨンしんちゃんにでてくるパパ 野原ひろし 35歳は、日本における標準的な家庭を支える大黒柱として描かれておりした。「あと35年もローンが残っているのに~。」や、妻みさえから安月給と罵られ作中では手取り給与30万円と話しているシーンがあります。手取り給与から推察する年収はおよそ650万円です。

国税庁が毎年実施している民間給与実態統計調査結果によれば、漫画 クレヨンしんちゃんの連載が始まった1990年における野原ひろしと同年代の平均給与は589万円。商社勤めということを考慮すると、手取り給与30万円はまぁまぁ中央に位置する水準かと思います。

時は流れてあと数日で新元号 令和を迎えようとしている今の日本はどうでしょうか。最新の民間給与実態統計調査(平成29年分)を見ると、35歳の平均給与は517万円。野原ひろしの設定が高給取りの部類に入ってもおかしくない水準になります。

さてさて本題。生命保険会社の給与ははいかほどか??インターネット等で取得できる情報と私の実情を加味しつつ、内勤の給与について論じていきたいと思います。 

初任給と役職ごとの平均給与

国内大手4社の月間給与に関する情報をまとめてみました。初任給は各社の新卒採用ページに掲載している大卒総合職の募集要項から抽出してます。役職ごとの平均給与については平均年収.jpさんで独自算出している数値を参考にさせていただきました。こちらは職制(総合職・一般職等)を考慮されておりません。

  初任給 主任級 係長級 課長級 部長級
日本生命 ¥211,000 ¥350,000 ¥435,000 ¥575,000 ¥636,000
第一生命 ¥246,080 ¥562,000 ¥635,000 ¥838,000 ¥927,000
明治安田生命 ¥257,740 ¥418,000 ¥521,000 ¥688,000 ¥761,000
住友生命 ¥210,000 ¥740,000 ¥836,000 ¥1,104,000 ¥1,221,000

生命保険業界に身を置いている者として、役職ごとの平均給与は当たっているようなハズレているような・・・っていう感じですね。これは前述の通り、職制が考慮されていないことによる調査結果の偏りが発生していると考えられます。例えば、住友生命さんにおいては他3社と比べ抜群に高い平均給与ですが、管理職や経営層への一般職登用が図られていないとか、調査対象として営業部門(内勤営業所長とか営業部長、支社長といった方々)が多かった可能性が考えられます。感覚として、大卒総合職入社の者は35~39歳くらいで課長という役職が与えられ、年収1,000万円プレイヤーになるようなイメージです。他社の方たちと会話していると何となくですが、日本生命さんが一番早く昇進できる人事考課制度なような気がします。

まぁ、同じ大卒総合職でも年次が進むにつれ同期入社の間でも年収の差が出てきますので、役職が高くなるにつれて信頼するに足らない数値かなぁと思います。

総合職と一般職

内資の伝統的な生命保険会社で働く営業職員の多くは本社採用ではなく現地採用であることが一般的で、学歴はあまり求められません。その代わり、営業成績と連動した給与体系になっております。一方で、本社内勤については、最終学歴大卒以上を求めている会社が多いです。給与は極めて安定しており、つつがなく業務をこなしていれば毎年昇給と年2回の賞与が与えられます。

本社内勤職には、2~3年ごとの人事異動で転勤が生じる「総合職(全国型やグローバル職などと呼ぶ会社もあります)」と「一般職(地域型やエリア職と呼ぶ会社もあります)」に大別できます。総合職は転勤が付きものの代わりに“〇〇手当”という形でプラスアルファの給与が支給されます。一概に言えませんが、一般職の年収は総合職の年収と比較して25%程度下回る給与設計がされております。なので、おなじ課長でも総合職が年収1000万円であれば一般職は年収750万円程度であると推察できます。

給与はその個人の職務遂行能力に応じて資格等級が与えられ、その資格等級に応じた給与が定義されている給与テーブル存在します。資格等級とは「書記→主事→主査→参与→理事」といった資格と、それぞれの資格に「1級・2級・3級」という等級区分のことを言い、「主事3級=〇〇円」など単価が区分ごとに細かく定義されております。総合職と一般職とでは、入社時における給与テーブルのスタート地点が異なり、その差が年収に表れます。また、前述のように総合職には別途手当も与えられます。

年度末の人事考課で1年間の働きぶりを評価し、その評価に応じてポイントが付与されます(会社によっては号棒と呼びます)。そのポイントが一定数たまると上位の資格等級を与えられます。また、ポイント単位ごとにも単価が設定されており、原則、1年後に1ポイントも付与されないという事態は発生しないため、自動的に昇給する仕組みです。

「主任・係長・課長・部長」や「アソシエイト・アシスタントマネージャー・マネージャー」と呼ばれる「役職」は、資格等級とその働きぶりに応じて与えられます。「役職」が与えられると入社当初にはもらえない「役職手当」が別途与えられます。

給与の仕組みは各社独自であり、その仕組みは社員でさえ難解な仕組みになっているので一概に述べられませんが、わかりやすくまとめているサイトがあるので紹介します。

 

福利厚生

生命保険会社の福利厚生制度は手厚いことで有名です。自己啓発のためのセミナーや教室、研修参加に必要な費用を負担したり、全国の提携ジムや提携保養所を割引価格で利用できたり、産休・育児休暇等の制度が充実しております。中でも社員寮や社宅制度が充実しており家賃という大きな支出を抑制することができます。最近では寮・社宅の維持費が掛かるため会社を契約者とする法人契約での借上社宅制度も増えてきました。

私も家族4人で借上げ社宅に住んでおりますが、家賃12万円のところを約5万円で済んでおります。その5万円は給与天引きされ、法人契約であるため不動産会社に家賃を支払うのは会社が行います。借上げ社宅制度によって、実質的な年収は額面+80万円といった感じになります。借上げ社宅制度には本当に助けられております…。

最後に

生命保険会社の内勤は『高給取り』と考えて間違いないでしょう。電気・水道・ガス・鉄道などのインフラ業界やITコンサル、投資銀行や国内メガバンク、総合商社e.t.c 上を目指せばキリがないですが、どうしても生命保険って「営業のノルマがキツい」とか「お金のにおい」がするのでポジティブに捉えられず、何となく選考を受けてしまっているもったいない就活生が多いような気がしてます。

人生で最も重要な「いのち」と「お金」を扱い、社会保障の補完をする役割を担い、機関投資家として経済に寄与する企業で働けるってすごくワクワクしませんか?

生命保険会社で働くこと意義については、改めて記事にしたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!